vinside issue #1 - JP | Page 16

aninsidelook Rad101 モダリティを理解する X 線が 1895 年に発見されて以降、 X線画像診断は急激に進化し てきました。 現在、 診断画像を取得する 3 つの技術がありますが、 それぞれがどう違うの か、 どのように機能するのか、 理解できていない部分がいく つかあります こ 。 こで簡単に説明し てみましょう。 フ ルムベースの X 線画像 ィ デジタ X 線画像 (DR) ル 最も古いプロセスであり、1 世紀以上利 用されてきた、最も多くの人になじみの ある画像診断方法です。この方法は、体 内にX線を通し、フィルムに画像を投影 します。フィルムを化学薬品で処理し、 画像を作成します。フィルムを処理する ことで、高品質な診断画像を提供するこ とができます。しかし、時間がかかる、 フィルムの購入が必要、有害な化学薬品 を使用するという欠点があります。 16 コンピュータ X 線画像 (CR) この技術により、蛍光スクリーンを含むカ セッテがフィルムにとって代わりました。 撮影方法はフィルムと同じですが、蛍光ス クリーンに潜像を作成します。カセッテを スキャナーに挿入、アナログ画像データを 取得してデジタルに変換、モニタースクリ ーンに新しい、電子画像を表示します。 CR のプロセスはフィルムよりはるかに高 速で、優れた画像品質を提供します。フィ ルムから DR イメージングに完全に移行す るための、手頃でかつ効率的な「橋渡し」 となります。 画像診断の品質および生産性の現在のベン チマークである DR により、CR での中間ス キャンの手順がなくなります。撮影時に完 全なデジタル画像を取得する高度な「ディ テクター」を使用します。この画像は、す ぐにモニターに送信されます。DR は最高品 質の画像を提供しながら、ワークフローの スピードがアップし、時間とコストを削減 します。