The Doppler Quarterly (日本語) 春 2018 | Page 87
以下の各カテゴリについて、組織内で適切な成功の評価基準
として受け入れられる成熟度の尺度を定めます。このとき、組
織の平均的な成熟度が必ずしも各事業部門の成熟度と同じに
なるわけではない点に留意してください。また、成熟度の尺度
はシンプルで簡単に理解できるものにする必要があります。ま
ずは 1 ∼ 5 までの尺度 (1 は手動のプロセス、 5 は完全に自動
化されたプロセス ) を定め、成熟度の尺度と各カテゴリをマッ
ピングしたら、各チームに成熟度のレベルがそれぞれの現状
を表していることを確認してもらいます。そして確認が終わった
ら、成熟度を次のレベルへと引き上げるためのアクションの方
向性について同意してもらいます。
企業の成熟度に関する
KPI
• チームのスコアがレベル 3 以
上のカテゴリの数
• チームがレベルアップして成熟
度のギャップを解消するまで
の時間
成熟度が向上した場合に得られる成果はわかりやすく、プロセ
スが高速化されるのに伴ってコストが減少します。
FPO
テクノロジー
ービス
トフォリオ プロセス/
運用モデル 自動化
新しい
サービスの
ベーション コンプライアンスに
準拠した一貫性のある
クラウドデリバリ 行き届いた
IT制御フレームワークで
新しい
自動化された
ービスの導入
プロビジョニング
人的資源
実行/運用 スタッフ/人材/
スキル コミュニケーション/
文化の変革
自動リカバリおよび
修正 セルフサービス
レポート サービスの文化 ビジネスITリーダー
サービスの例外処理 自動化された
サービスの修正 後継者育成計画 スキルギャップを解消
ートフォリオの
サイクル管理 自動化された
ITプロセスの制御 サービスカタログからの
プロビジョニング サービス品質管理 ライフサイクルスキル
開発 グローバル
エキスパート
コアチーム
と統合された
ドサービス 制御/成果の定義 標準的な
プロビジョニング
テンプレート 構成管理の範囲内の
サービスの
追跡システム 新しい職務を導入 新しい
グローバル組織の定義
ドキュメント化された
ITプロセス 手動でのクラウドの
プロビジョニング クラウドサービスの
監視 技術関連の職務 スキルの棚卸し
ービス
テクチャー
2018 年春号 | THE DOPPLER | 85