The Doppler Quarterly (日本語) 春 2018 | Page 86

成功の評価基準 #1 - 企業の成熟度 アジリティはビジネスの新たな要件となっており、新たな市場 最高の成果が得られるよう、チームメンバーの成熟度を高める のニーズに合わせて進路を変更できる組織の能力の重要性 とともに、メンバーが従うプロセスを改善する必要があります。 は、どれだけ誇張してもし過ぎることはありません。これからど のような変化が起きるのかは、誰にも予測できません。方針を 変えて新しいサービスとそれらのサービスを展開するテクノロ プログラムの各フェーズやその前後では、成熟度のベースライン アセスメントを起点にし、以下のカテゴリにわたるチームのアセ ジーを提供できる能力が、チームの取得しなければならない最 スメントを行います。 も重要なスキルとなっています。テクノロジーがスピードを向上 • 顧客サービス / させるイネーブラーであるとしか考えていないのであれば、機 会を逃してしまいます。また、制御と詳細な分析も不可欠であ り、新しいクラウドのパラダイムを活用するには、人員とプロセ スを変革しなければなりません。 • サービスポートフォリオ ヘルプデスク • プロセス運用 • セキュリティ/ • 自動化 コンプライアンス • 実行 / 運用 • 財務 / コスト管理 チームがこの新しい世界に従来のプロセスと行動パターンを持 ち込むと、新たに DevOps が重要となってきます。そのため、 • スタッフ/人材 / スキル • ベンダー/ • コミュニケーション/ 文化 パートナー管理 FPO 運用管理 レベル 顧客/ サービス戦略 セキュリティ/ リスク/ コンプライアンス 財務/コスト管理 ベンダー/ パートナー サー ポートフ 5 - 継続的なサービスの 最適化 顧客中心のサービス 脅威のアセスメント TCOの最適化 統合サプライヤー ダッシュボード 新し クラウドサ イノベー 4 - セルフサービス - エンドツーエンドの 自動化 需要のプランニングと 最適化 プロアクティブな セキュリティスキャン 予測可能なクラウド およびITホスティングの 請求額 一般的な商取引条件 3 - セルフサービス - Infrastructure as Code セルフサービスの品質 および消費レポート 自動化された 監査証拠の収集 リソース消費量の トラッキング 統合サプライヤー レポート クラウドポー ライフサ 2 - 部分的な自動化 透明化された サービスデリバリ 標準化された 監査要件 アプリケーションに 対する支出の管理 サプライヤーによる 支出 カタログと クラウド サービスの可用性管理 手動による監査 およびコンプライアンス レポート ITコスト管理 一元化された サプライヤーリスト サー アーキテ 1 - 手動での設計 図 1: CTP のクラウドトランスフォーメーション成熟度モデル 84 | THE DOPPLER | 2018 年春号 管理の行 新し クラウドサ