The Doppler Quarterly (日本語) 春 2017 | Page 37
サーバーレスコンピューティングの
登場運用、セキュリティ、
経費の検討事項
Joey Jablonski
企業がクラウドで基本的なコンピュートとストレージ以外に活
用範囲を広げるにつれ、従来のインフラストラクチャ管理の
オーバーヘッドなしで新しいアプリケーションを短期間で展開
できる能力として、サーバーレスコンピューティングがさらに注
サーバーレスとは奇妙な用語です。サーバーは常にあるので
すから。しかし、図 1 で示すように、すべての大手クラウドプ
ロバイダーが独自の特徴を持つサーバーレスを展開していま
す。サーバーレスにより、下層のオペレーションシステムとハー
目されています。 ドウェ アの管理またはそれらとの直接の対話なしにアプリケー
サーバーレスコンピューティングは、バックアップ管理のような の運用的なオーバーヘッドがなくなります。サーバーレスは、す
従来の管理機能から、データ処理、マイクロサービスの採用な
どミッションクリティカルなニーズまで、さまざまな利用方法と
して採用されています。
ションコードを展開でき、パッチ適用、監視、インシデント対応
べてをコードとして扱うという目標までの距離を一気に縮め、
展開とオペレーションの完全自動化を推進します。
初期リリース
(現状) 注目すべき機能
AWS Lambda プレビュー版:
2014年11月
(GA版: 2015年5月) 1 秒未満での
メータリング
Google
Functions プレビュー版:
2016年2月
(現在もアルファ版) Cloud Pub/Sub の
トリガー
Azure
Functions プレビュー版:
2016年3月
(GA版: 2016年12月) オープンソースの
ランタイム、
WebJobs SDK
図 1: サーバーレスプラットフォームの比較
2017 年春号 | THE DOPPLER | 35