The Doppler Quarterly (日本語) 春 2016 | Page 59

最適なDevOpsツールを 選択する7つのステップ Mike Kavis ほとんどの開発者は、 DevOps のビジネス価値を理解す るだけでなく、その最適な実装方法についても熟知するよ うになっています。しかし、ベストプラクティスが登場し始 めているにもかかわらず、ほとんどの企業の DevOps 部門 はそれに従っていません。このようなベストプラクティスは 単なる常識にとどまりません。企業にとっての DevOps の 本質的な意味や、 DevOps を最初から正しく理解する方 法についても踏み込んでいます。ほとんどの組織にとって、 DevOps は新しい概念なのです。 DevOps のベストプラクティス DevOps を検討している場合は、多くの流動的な要素を考 慮する必要があります。この体系の中核となるのは、自動 プロビジョニング、自動テスト、自動構築と自動展開です。 さらに、継続的な情報のやり取りや、ほぼすべての事柄を 確実に記録するといったフィードバックを欠かさないことが 求められます。 DevOps の実装に使用できる DevOps ツールを選択する 際のベストプラクティスは、以下に説明する 7 つのステップ にまとめることができます。 ステップ 1: 開発、品質保証、インフラストラクチャの自 動化チーム向けのコラボレーションおよび共有ツール についての戦略を理解する DevOps チームは、開発、テスト、展開のチーム間でコラボ レーションできる共通のツールについての戦略を策定する 必要があります。これらの構成要素の詳細については、左 ページの図 1 を参照してください。 ツールの選定に何日も費やす必要があるというわけではあ りません。DevOps の次の要素に関して戦略を検討する ということです。 • • • • • • • プロセス コミュニケーションとコラボレーションのプランニング 継続的開発ツール 継続的インテグレーションツール 継続的テストツール 継続的展開ツール 継続的運用および CloudOps ツール 共通のツール戦略を策定しても、少なくとも現時点では ツ