The Doppler Quarterly (日本語) 春 2016 | Page 32

アプリケー
ションコン
ポーネント
トピック
公開
サブスクライブ
データ変換
アプリケー
ションコン
ポーネント
クラウド
データフロー
アクセス
ゲートウェイ
クラウド
公開 / サブ
図 1: Datastore と CloudSQL を使用した IoT の標準的な設計パターン
過去のデータを使用した調査やモデリングに関心を持つ
さまざまな関係者がアドホッククエリを実行できるようにな
ります。プラットフォームには次の機能が必要です。
• トランザクションデータと読み取り中心のデータを分離
し、各データタイプを適切なアクセスパターンで最適化
されたプラットフォームに配置します
• データモデルの将来の変更が簡単になるようにデータ
を非正規化します
• ソフトウェアエンジニアが使いやすいように一般的なイ
ンターフェイスを採用したデータプラットフォームを選択
します。そのようなインターフェイスはほとんどの場合、
リレーショナルデータセット用の SQL です
データストレージ
IoT プラットフォームでは、さまざまなトランザクション特
性を持つデータを収集します。Google Cloud が提供す
る多様なデータストレージエンジンにより、パフォーマンス
要件が異なるデータに対応し、従来のデータモデルと非正
規化モデルの両方を扱えるようになります。一般的な IoT
プラットフォームでは、データタイプに基づいて次のような
ツールの組み合わせを活用します。
• Cloud SQL - CloudSQL は、リレーションシップとデー
タの完全性が厳密に適用されるリレーションシップ環
境を提 供します。CloudSQL は、更 新 が必 要なユー
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ザー情報、デバイス情報、トランザクションレコードな
ど、すべてのコンテキストデータに推奨されます。
• Datastore - Google Datastore は、 NoSQL プラット
フォームです。SQL インターフェイスが提供されます
が、ワイドテーブルに格納されている読み取り中心の
データを対象としています。Datastore では、受け取っ
た後に更新されず読み取りだけが必要となる、デバイス
によって生成された時系列データやその他のイベント向
けに効率的なストレージを提供します。
• Cloud Storage - Google Cloud Storage は、センサー
やデバイスからの raw データなどのオブジェクトを格納
する効率的かつスケーラブルな場所を提供します。また、
トランザクション環境に存在しなくても引き続き必要と
なるデータのアーカイブ環境としても使用できます。
IoT プラットフォームの目的は、データをシームレスに取
得、変換、分析することです。このプラットフォームを活用
すると、より多くの情報に基づいて意思決定を下せるよう
になります。今日のユーザーが求めているのは、 IoT プラッ
トフォームから価値ある生活情報を得られる、高品質な分
析結果です。Google CloudSQL と Datastore を使用す
ると、ユーザーデータを迅速に保存して分析で利用できる
ようになります。また、柔軟な方法で保存されるため、さま
ざまな機能を少しずつ追加できます。