The Doppler Quarterly (日本語) 夏 2016 | Page 18
「CTP 社のサポートにより、新しい製品
を短期間で開発してモバイルおよびクラ
ウドアプリケーションに組み込むことが
できました。豊富な知識を持つ同社の
チームは、柔軟かつきわめて効果的にビ
ジネス成果の実現を後押ししてくれまし
た。
」
- AFL社テスト/調査部門
エンジニアリングディレクター、 Dane Krampitz氏
Google Cloud Platform上に構築
既存のデータセンターではなく、クラウドで AFL 社のアプ
リケーションをホストすることにした主な理由は、クラウド
で提供されるコラボレーション機能にありました。AFL 社
は、請負業者や他のサードパーティが、同社の組織のファ
イアウォールの外で自身のデバイスからデータにアクセスし
たり、データをアップロードしたりすることが可能なソリュー
ションを必要としていたため、ID アクセス管理を統合して、
ユーザーが各自のプロジェクトポータルやワークローに安
全にアクセスできるようにしました。
全世界で AFL 社のプレゼンスが高まる中、グローバルな自
動スケーリング機能もプラットフォームの成功に不可欠な要
素となっており、同社は Google App Engine の Flexible
Environment によって、アジリティ、拡張性、さらには現
在と将来の開発作業を簡素化するのに役立つ、事前にパッ
ケージ化されたテクノロジーを得ています。また、全世界
での展開を迅速化するために、Google Cloud Platform
の Cloud Storage、BigQuery、 および Datastore を活
用しています。
継続的な運用と開発の管理
AFL 社にとって、アプリケーションを展開した後の内部ネッ
トワークの運用を最小限に抑えられる組織と連携すること
は重要でした。これについて、同社のテスト/ 調査部門で
エンジニアリングディレクターを務める Dane Krampitz 氏
は、次のように述べています。
「私は、サーバーのメンテナン
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スとサポートを組織の外部に委託したいと強く思っていまし
た。CTP 社と Google App Engine は、私たちがエキス
パートになる必要がないと考えていたレベルの作業を数多
く行ってくれています。
」
AFL 社は、エンジニアリングと開発、アプリケーション監視、
およびデータ統合を含むアプリケーションサポートを継続
的に提供する、CTP のマネージドサービス機能を活用して
います。そして CTP は現在、Xamarin 社と連携して iOS
および Android デバイス向けのクロスプラットフォームモバ
イル機能を開発しています。
明るい未来
aeRos プラットフォームが市場で勢いを増す中、AFL 社に
は既存の顧客ベース以外の新たなビジネス機会がもたらさ
れており、多くの通信事業者が、ライセンスとサードパーティ
のモバイルアプリケーションによって自社のオペレーショナ
ルシステムにこのようなワークフローを統合することに興味
を示しています。これについて、今後の成長に期待を寄せ
る Dane 氏は、
「現時点で対応できないほどの機会がもた
らされており、今は賢明な選択をすることが課題の 1 つに
なっている」と語っています。