The Doppler Quarterly (日本語) 冬 2018 | Page 84
クラウドの
認識レベル
クラウドへの協力
クラウドに
及ぼす影響
クラウドによって
受ける影響
関係者 1
関係者 2
関係者 3
解決の
高
中
低
図 4: クラウドの関係者の評価
プを個別のグループに分類すれば、サポートネットワークの構築が促進され、スタッフの抵抗
を予測および管理することが可能になります。分析は、次の 2 つのステップに分けられます。
ステップ1: 一般的な関係者の評価アプローチでは、以下に該当する個人で構成されたグルー
プを特定し、優先度を判定します。
• 新たなクラウドイニシアチブによって直接的な影響を受ける ( 支援者および変革推進者
を含む )
• 新たなクラウドイニシアチブによって間接的な影響を受ける ( イネーブラーを含む )
• 新たなクラウドイニシアチブに影響を及ぼすか、推進する ( 協力者、非協力者を含む )
ステップ 2: 対象者を管理しやすいセグメントに分類できたら、
「クラウドの認識レベル」、
「クラウドへの協力」、
「クラウドによって受ける影響」と書かれた各列に分析マトリックスを
プロットしていきます。
それにより、頻繁にやり取りする必要がある関係者、中間のマイルストーンと主要なマイルス
トーンなど、ロードマップの概要を示す 1 ページのデータ図が表示されます。たとえば、その
関係者に「クラウドの目標を設定する際に協力し、積極的な役割を果たすことを求める」
場合
には、毎日ではなくても、週 1 回の頻度でミーティングを行う必要があります。
82 | THE DOPPLER | 2018 年冬号