The Doppler Quarterly (日本語) 冬 2018 | Page 76

• エンタープライズアーキテクチャー • デ  ータフローおよびビジネスプロセス • 目  標 (RPO、 RTP、 KPI など ) • エンタープライズアーキテクチャー • クラウドプロバイダーサービス ロードマップ • クラウドプロバイダーサービス比較 • サーバーレスアプリケーション アーキテクチャー 新たなスキル • システム展開 • インシデント対応 • 既存のアプリケーションスタックに 対する新サービスの適用 • アプリケーションパフォーマンス、 応答性、アップタイムの向上 現在のスキル • アプリケーション開発 • アプリケーションの QA • アプリケーションの開発と展開 • フルスタックの自動化と実装 図 1: IT の役割の変化 図 1 は、クラウド導入プロセスの一環として生じる変化と、機能領域別の業務の変化の概要 を示しています。その影響は役割によって異なりますが、スピードと継続的学習というテーマ は変わりません。 • 設計者 - 設計者の役割は、クラウドファーストの環境ではさらに短時間で変わります。新 たなサービスおよび機能を継続的に分析し、組織に運用上およびアーキテクチャー上のメ リットをもたらすものが何かを特定する役割を担います。 • 運用者 - 運用者は、従来のインシデント対応から、システム、プロセス、自動化を継続的 に微調整して、応答時間を最小限に短縮し、パフォーマンスと可用性を最大限に向上させ る役割に変わります。 • 開発者 - クラウドサービスが主流になるにつれて、開発者はあらゆる IT スタックに精通 し、幅広いサービス、ツール、プラットフォームにわたって展開やトラブルシューティングを 行えるようにする必要があります。開発チームの役割は、基盤となるインフラストラクチャ との依存関係を解消するようにパッケージ化された、再利用可能なコードセットを展開す ることになります。 74 | THE DOPPLER | 2018 年冬号