The Doppler Quarterly (日本語) 冬 2018 | Page 73
• AWS CloudFormation (JSON および YAML)
• Azure Resource Manager (JSON)
• Google Cloud Deployment Manager (YAML)
( なお、 Bash/perl/cron など、従来型のツールおよびスクリプティングは、もちろん現在も使
用できます。)
プログラミングや開発に気持ちが傾いているのであれば、 Java や Node JS、中でも Python
は非常に有用であり、さまざまなクラウドサービスで頻繁に使用されています。Hadoop/
Spark で のビッグデ ータツール、さらには AWS Lambda、 Azure Functions、 Google
Cloud Functions などの Functions as a Service (FaaS) 製品に適しています。これにより、
サーバーをプロビジョニングすることなく、アプリケーションロジックの作成および運用が可
能になります。
ステップ 3: DevOps ツールの習得と理解
インフラストラクチャを展開および維持するうえで使用される、基盤となる言語は JSON と
YAML ですが、展開を強化するためにより高水準のツールが使用されるケースも少なくあり
ません。その例として、 Ansible、 Chef、 Puppet ( サーバーの構成管理 )、 Terraform および
Jenkins (Infrastructure as Code のサブコンポーネントのオーケストレーション ) などのテ
クノロジーがあります。
ステップ 4: コンテナーの検討
多くの組織では、コンテナーを活用して、サーバーとアプリケーションとの間でさらなるポータ
ビリティと抽象化を実現しようとしています。DockerとKubernetes が主要なプラットフォー
ムで、クラウドプロバイダーはいずれも Containers as a Service (CaaS) 製品をサポートし
ています。すべての組織がこの方向に動いているわけではありませんが、多くの組織にとっ
て、この分野は大きなビジネス機会となります。
経験を積む
ガイダンス付きのトレーニングを受講しても、実地経験の代わりにはなりません。AWS、
Azure、 Google では、実習用に無料アカウントを提供していますので、 1 つか 2 つ、またはす
べて取得しましょう。AWS Marketplace から LAMP スタックを展開し、コードを使って展
開を練習してください。AWS コマンドラインインターフェイス (CLI)、および Google Cloud
Platform の Cloud Shell の使用方法を習得してください。AWS クイックスタートを取り込
み、サンプルのリファレンスアーキテクチャーを数クリックで展開したら、その仕組みを深く
掘り下げてみましょう。
自動化されたクラウドインフラストラクチャのルールは次のとおりです。Web コンソールでの
調査は問題ありませんが、展開環境での構成、ローンチ、または変更の際にコンソールに移
動しなければならないとしたら、それは間違っています。すべて、コードで実行すべきです。
プラットフォームを構築して稼働させたら、 GitHub に入れて、業務のレジュメとして利用しま
す。雇用主の元へ行き、これまでの実績を説明し、デモを行って実証します。そのことが、会
社の健全性と成長にとって非常に重要である理由を説明しましょう。会社に取り合ってもら
えなければ、クラウドがビジネスにどのようなメリットをもたらすのかを理解している他社に、
同じプレゼンテーションを行ってください。
どちらの道を選ぶのかはあなた次第です。
2018 年冬号 | THE DOPPLER | 71