The Doppler Quarterly (日本語) 冬 2017 | Page 61
マネージドサービスと PaaS はいずれも、必要となる運用と管理の作業が最小限で済むこと
から、第 1 世代のビッグデータプラットフォームより優れています。また、急速なイノベーション
と AWS 社、 Google 社、および Azure から次々と提供される新しい機能 ( 図 2) により、大
規模に展開され、多くの場合に最小限の費用を追加で支払うことで利用できる、新しい機能
のメリットが高められています。
AWS Azure Google
Presentation
可視化 QuickSight PowerBI Cloud DataLab
ストリーミング
Streaming Data
データ Kinesis Firehose,
Kinesis Streams Stream Analytics Cloud Dataflow
AI, Machine
AI、機械学習
Learning Rekognition, Machine
Learning, Polly, Lex Azure Machine
Learning Cloud ML, Vision API,
Prediction API
クエリ、
分析、
Query,
Analytics
処理
& Processing EMR, Aurora, Athena,
DynamoDB, Kinesis
Analytics Azure SQL, HD Insight BigQuery
ストレージ
Storage S3 Azure Storage Cloud Storage
図 2 - 各プラットフォームの第 2 世代の機能
第 1 世代のビッグデータプラットフォームにより、ビッグデータ分析は現実のものとなりまし
た。しかし、第 1 世代のビッグデータプラットフォームを所有している企業は、日々の運用や
安定性を維持するための作業から抜け出せなくなって、データ統合とデータ分析のサポート
を犠牲にしていることに気付き、パブリッククラウドの導入を検討しています。マネージドサー
ビスや PaaS を活用することにより、データ分析チームはサービスの利用と結果品質に、運用
チームは確実なベストプラクティスの実践とユーザー満足度の確保に注力できます。
2017 年冬号 | THE DOPPLER | 59