The Doppler Quarterly (日本語) 冬 2017 | Page 54
7 モノのインターネッ
Layer of the Internet
of 7 Things
(IoT)
ト (IoT) の
つのレイヤー
People & Process
人員およびプロセス
Layer 7 7 - - 「モノ」
Transformational
レイヤー
のアプリケーションとデータに基づく変革の意思決定
decision making based on ÒThingÓ Apps & Dat
a
Business
ビジネス
Value
価値
Applications
アプリケーション
Layer
6 - Custom Apps built using ÒThingÓ data
レイヤー 6 - 「モノ」
のデータを使用して構築したカスタムアプリケーション
Data
Analysis
データ分析
Layer 5 - 5
Reporting,
Mining,
Machine Learning
レイヤー
- レポート、
マイニング、
機械学習
Big
ビッグ
Data
データ
Data
Integration
データ統合
Layer 4 4 - Big
Data, Harvest
& storage
of ÒThingÓ dat
a
レイヤー
ビッグデータ、
「モノ」
のデータの収集と保存
Cloud
クラウド
Global Infrastructure
グローバルインフラストラクチャ
Layer 3 - Cloud infrastructure
(public, private,
hybrid, managed
レイヤー 3 - クラウドインフラストラクチャ
( パブリック、
プライベート、
ハイブリッド、マネージド )
Connectivity
/ Edge Computing
接続
/ エッジコンピューティング
2 - Communications,
Protocols,
M2M, Wifi,
Telecom,
HW ハー
Kits ドウェアキット
レイヤー 2 - Layer
コミュニケーショ
ン、
プロトコル、
ネッ Networks,
トワーク、 M2M、
Wi-Fi、
電気通信、
フォグ
Fog
モノ
Things
Layer
- Devices, sensors,
controllers,
etc.
レイヤー
1 - 1 デバイス、
センサー、
コントローラーなど
Layer 1 - Devices, sensors, controllers, etc.
図 1: IoT のエコシステムのレイヤー
多くの業界で活用される IoT
IoT の機会は、ほぼすべての分野と業界に広がっていますが、データアクセスが生み出すハ
ロー効果を見てみると、 IoT の導入とデータの収益化に関する各業界の成熟度レベルはさま
ざまです。CTP では、灯台から海岸を照らすために使用する階段状の光学設計である (下
位であるほど可視光線が届く距離が長くなる ) フレネルレンズから発想を得て、金銭的価値
に順位を付けていますが、 IoT の収益化の場合、下位であるほど IoT データを使用すること
で得られる金銭的な見返りが大きく、 IoT プロジェクトに対する投資から得られる価値の範
囲も広くなります。
ケーブルテレビ業界 - DVR のログの集約
多くのケーブルプロバイダーは、コンシューマーのエクスペリエンスと測定において新たなイ
ノベーションを推進する、セットトップボックスの接続に期待を寄せています。一般的な DVR
とセットトップボックスから収集した、デバイスの信頼性、コンシューマーのエクスペリエン
ス、およびコンシューマーの好みに関するデータを活用すれば、さまざまな意思決定を行うこ
とが可能になります。
52 | THE DOPPLER | 2017 年冬号