The Doppler Quarterly (日本語) 冬 2017 | Page 46

IoT プラットフォームのベンダーは、ユーザーの価値に重点を置き、質の高い製品をリリース するのに必要とされる修正の量を最小限に抑えることでこうした目標を達成しています。こ れにより、 IoT 製品を提供する企業は、以下のように一般的な繰り返し可能なテクノロジーパ ターンだけでなく、自社の価値の向上に注力できます。 Azure – Azure IoT Suite には、データの移動と分析を自動化するためのデバイス、ゲート ウェイ、補助的な SDK、および分析機能が含まれています。 AWS 社 – AWS IoT Platform は、データの移動と分析だけでなく、デバイスやデバイスに 関連するライフサイクルの管理もサポートします。 Google 社 – Google IoT ソリューションは、高速かつ全世界規模でデータをストリーミ ングし、リアルタイムの実用的な情報を提供する機能に重点を置いたものとなっています。 Google 社は、クラウドのリソースとエンドデバイス間でデータ接続を確実に利用できるよう にするために、データセンターをつなぐ世界屈指のネットワークを構築しています。 まとめ IoT を有効活用するには、デバイスを通じて自社の環境に接続できる機能が必要です。IoT の目的は、正確なフィードバックを迅速に提供して改善の機会を創出することにありますが、 その可能性は、パブリッククラウドの登場によって無限に広がり続けているように思われま す。そして、クラウドプロバイダーが開発したプラットフォームを活用する、サーバーレスコン ピューティング、エッジ分析、機械学習などの新しいテクノロジーにより、スケーラブルでセ キュアな機能を構築する IoT プロバイダーの能力が高まっています。 44 | THE DOPPLER | 2017 年冬号