The Doppler Quarterly (日本語) 冬 2016 | Page 45

ビジネス価値の証明 多くのIT組織の主要なリーダーが、展開サイクル の加速化と運用コストの削減について、コンテ ナーの潜在能力を把握しつつあります。 ち位置と関係をほぼ確実に維持しています。Kubernetes、 Rocket、LXD、Spoonium、およびその他の多くは、独 自のオーディションとオープンソースコンテナーコミュニティ 内のフォロワーを持ちますが、結局、開発者の多くは最も 成功する製品にひかれます。つまり、Docker には近い将 来の勝利が見えています。 いうのが私の見解です。新しい IT 組織と従来の IT 組織 の両方が、新たなテクノロジーに固有の課題を乗り越え、 競争力を高める利点として今まさに Docker を活用していま す。コンテナーの採用に受け身のスタンスを取る企業は自 身のリスクについても同じ態度であると言えます。 通説6の真実: 誤解 まとめ IT に関する一般の見識では、Docker コンテナーはトップ に躍り出る準備が整っておらず、様子見のスタンスが最も 適切とされています。一時的な IT 識者は、2006 年から 開発が続いている Linux コンテナーテクノロジー (LXC) に 基づいていても、Docker コンテナー標準は比較的新しく、 テストが不完全のようだと見ています。 コンテナーが普及するのはさほど遠くない時期で、認識さ れている多くの障害に対してはすでに対処が進んでいると 2016年冬号 | THE DOPPLER | 43