The Doppler Quarterly (日本語) 秋 2017 - Page 8

産業用IoTと現場に光を当てる クラウドはすべての人が利用できるが、すべてのモノには利用できない。 Scott Udell オペレーションテクノロジーは新し いものではありませんが、モノのイン ターネットと組み合わせることで、従 来の工場を囲う壁を越えた革新的な ソリューションが可能となります。 今日のテクノロジー駆動の世界に生きる多くの人にとって、 OT ( オペレーションテクノロジー ) は、ほとんど、またはまったく聞 き覚えのない言葉でしょう。IT ( インフォメーションテクノロ ジー ) はよく知られた言葉であり、多くの人が IT チーム、シス テム、リソースと毎日関わりを持っています。 OT とは何でしょうか、またなぜそれが重要 なのでしょうか。 第一に、たとえ知られていないとしても、 OT はずっと以前から ある言葉です。製造業には昔から、生産ラインを毎日機能させ ることに特化したチームがいます。ロジスティクス企業には、倉 庫作業のチームがいます。OT によって、発電所や製造工場が 稼働しています。OT によって、郵便サービスの仕分けライン が機能しています。たまにスーツケースが迷子になりますが、空 港の手荷物搬送システムは目を見張るものがあります。そして、 これも OT の分野です。 たいていの場合、 OT は裏方でひっそりと仕事をしています。 OT が話題に上るのは、生産ラインが機能停止に陥り、企業の 配送スケジュールや純利益に実際に影響が出る可能性がある 場合など、大きな問題が発生した場合のみです。 6 | THE DOPPLER | 2017 年秋号 しかし、生産ラインとは関係のない人にも OT は重要であり、 その理由は主に 3 つの文字に関係があります。I、 O、 T、つまり モノのインターネット (IoT) とその兄弟分である産業分野向け モノのインターネット (IIoT) は、次世代の生産作業が行われる 方法に大きな影響を及ぼします。 セキュリティは常に、主な懸念対象でした。驚くことではありま せんが、企業が工場に物理的または論理的にアクセスする機 会が少なければ少ないほど OT チームは嬉しいというのが、長 い間の OT のあり方でした。実際、ほとんどの OT システムは 工場または施設の囲いの内側に存在し、外の世界からはほと んど完全に分断されていました。 ただし、オペレーションを接続することで、効率性、活用度、コ ラボレーションが劇的に向上することは明白です。同時に、分 断されたオペレーションでの想定は IIoT とクラウドによって急 速に変化しており、セキュリティがプロセスにおけるより大きな 懸念となっています。 IIoT のユースケース 他の IoTと同様に、 IIoT に影響するユースケースとソリューショ ンも数多くあります。ただし、スケール、価値、潜在的な影響の 面で 3 つの点が真っ先に挙げられます。これらは目の前にぶら 下がった果実であり、多く KjZ8yJ>jZyJB88z{888N8nj8Z88(8+88n88>89~8~8(.8.8(8>88(8(888 ( Kk8:8;>88n888;>8+( zk+88(8>Xn[( 89^8*>8;8:888+^8;89>8+8*8;>8+888*.8:8;>8+