The Doppler Quarterly (日本語) 秋 2016 - Page 62

リアルタイムなコンプライアンス監視と監査の準備 クラウドにおける継続的なコンプライアンスの管理は途方もない作業であり、ほとんどの企 業は現在、規制コンプライアンスおよび企業コンプライアンス上の体制を包括的に把握でき ていません。さらに、今日のコンプライアンスプロセスおよびコンプライアンスツールはデータ センター向けに設計されているため、クラウド環境の急速な進化に対応し続けることができ ません。 次のレベルへのクラウドの迅速な移行 この記事では、企業による次のレベルへのクラウドの移行を可能にする、 3 つの主要な概念に ついて考察します。これらの概念は、新世代のクラウドマネージドサービスの一部となってい ます。 • Cloud Business Office • Continuous Compliance • Continuous Cost Control それでは、個々の概念について詳しく見てみましょう。 Cloud Business Office クラウドの導入は企業に多大な影響を与え、数十年にわたって真剣に取り組んでこなかった プロセスを進化させます。クラウドを導入すると、開発者は初めてソフトウェアを使用して必 要なインフラストラクチャを構築したり、変更したりできるようになりますが、こうしたメリット は、素晴らしい結果と恐ろしい結果の両方をもたらします。 当社では、イニシアチブの開始直後に、クラウドプログラムの中心的な管理ポイントを確立す ることを推奨しており、これを Cloud Business Office (CBO) と呼んでいます。CBO は、企 業の内外のクラウドプログラムに関する意思決定とコミュニケーションで中心的な役割を果 たします。CBO については、組織内の指揮統制エンティティのようなものとして考えることが でき、これにより、企業内でのクラウドベースのプラットフォームの使用に伴う、ほとんどの意 志決定や対策が円滑化されます ( 図 1 を参照 )。 クラウドエンジニアリング テクノロジー アプリケーションオーナー コンプライアンスとリスク 情報セキュリティ (LOB、開発チームなど ) Center of Excellence (SME) コミュニケーション サードパーティ (AWS、ツールベンダーなど ) エンタープライズ サプライヤー管理 ( 契約管理 ) Cloud Business Office (CBO) 運用 ( ガバナンスと監視 ) IT 財務 ( チャージバック、予算、請求 ) () HR ( オンボーディング、トレーニング ) 図 1: Cloud Business Office を設けることにより、 意志決定の中心的なポイントを確保して、企業によるクラウド推進の 迅速化および効率化 c xjfd8ࢹkHT M9nm9c