The Doppler Quarterly (日本語) 冬 2017 - Page 39

2017年に企業がIoTを 優先すべき理由 Mike Kavis 最近はメディアでモノのインターネットが数多く取り上 げられていますが、多くの企業は自社でそのテクノロ ジーをどのように、またはなぜ活用すべきなのかをわ かっていません。 モノのインターネット (IoT) は、今までにないスピードでこれまで不可能だったことを可能にし つつありますが、どの企業もどのような場面で IoT からビジネス価値を引き出すことができ るのかをわかっていません。IoT がどのようにして組織に価値をもたらすことができるのかを 明らかにするためには、まずこのテクノロジーのメリットを把握する必要があります。 リアルタイムデータへのアクセス IoT の最大のバリュープロポジションの 1 つとして、リアルタイムデータへのアクセスが挙げら れます。私たちは長年リアルタイムデータにアクセスしてきましたが、現在ではこれまで不可能 だった方法でデータにアクセスできるようになり、人が持ち歩いたり、工場に設置されたり、 私たちが作り出すあらゆるものに組み込まれたりしている何百万台ものスマートフォン、セン サー、およびインターネット対応デバイスのおかげで、以前はリアルタイムで利用できなかった データストリームを利用することが可能となっています。 ではなぜ、リアルタイムであることがそれほど重要なのでしょうか。私たちは、リアルタイム データを活用することでより迅速に有益な情報を見つけ出し、それらに瞬時に対応できます。 新たな情報にリアルタイムで対応することが可能になると、買い物客が店舗や商品の近くに 来たときにコミュニケーションを取ったり、マシン、エンジン、および車両が故障する前に予測 メンテナンスを行ったり、製造能力やエネルギー生産能力をより正確に予測したりできる機 会がもたらされます。 サービスの向上 海運会社や物流企業は、倉庫から顧客に出荷された荷物を追跡することでより高いレベル のサービスを提供できます。商品の場所の追跡は今に始まったことではありませんが、現在 追跡可能な情報の量はこれまでとまったく異なります。 2017 年冬号 | THE DOPPLER | 37