Garuda Indonesia Colours Magazine February 2015 | Page 200

198 Bandung | バンドン ションを愛する人々が世界中から大勢集まって 「ファッションを愛するのが罪なら、私達は有罪 くる (特にシンガポールとマレーシアの人々は、 こ を認めます」 と、 あるショップの壁に大きな手書 こではオートクチュールが通常の何分の1かの きの文字で書かれている。 「人はじろじろ見てく 価格で手に入ることを知っている)。 るもの―見とれ甲斐のあるあなたに」 という看板 もある。 そして最後には―ポジティブ度は劣るか 「地元の女の子達もファッションに目がない人 もしれないが―「ストレスもある、落ち込むことも ばかりです」 と、 バンドン・トレイルズで街を案内す ある、 でもおしゃれは完璧」 とある。 るガイドを務めるアディタ・ライラ・サラムは言う。 パリ・ヴァン・ジャワ (地元では略してペー・フェ 「ショッピングモールは社交の場」 なのだと、彼 ー・ジェーと呼ばれている) のふもとには、別のモ 女の友人のララス・マータリタは付け加える。 「み ールが2つある。 バンドン・インダ・プラザ (BIP) んな最新のファッションで着飾って、 パリ・ヴァ とチハンペラス・ウォーク (チ・ウォーク) だ。 チ・ウ ン・ジャワやトランス・スタジオ・モールに出かけ ォークには週末になると、 「ガウル」 な人々が集ま て行きます。 そこでもっと服を買って、次の週には ってくる。 「ガウル (クール)」 と見なされることは、 また新しい服を着てモールに出かけて行く…… ファッション意識の高いバンドンの若者にとって そのサイクルの繰り返しなんです。」 一番の目標なのだ。 パリ・ヴァン・ジャワにはパリの通りを模したロマ ンチックなバルコニーや錬鉄製の街灯があり、 バ ンドンで一番おしゃれなモールのようだ。 ここで は伝統的なコピティアムの店でテータリック (高 いところから注いで作るミルクティー) を飲むこ とも、 モンマルトルにあってもおかしくないような オープンカフェのテーブルでカフェオレを楽しむ こともできる。 そしてパリス・ヒルトン、 マンゴ、 ザ ラ、 クイックシルバーといった有名ブランドの店 が並び、常にもっとおしゃれになりたいという衝 動に駆られるのだ。 ショッピングが好きなら、 この街はまさ